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「落ち着いて対応してないと丸め込まれてたよ」
「ごめん」
「恭平さんのところ行けば?」
「有紗」
「あたし、今から帰って寝る。頭痛いから」
「有紗ごめん」
「気にしないで。じゃあ気をつけて」
有紗はタクシーを2台拾って1台にみなみを乗せてそれぞれの帰路に経った
家に帰ると悠真がおらずとりあえず適当に部屋着に着替えてベッドで寝た
しばらくして、悠真の声がして目を開けると頭がさっきより痛くて声が出せなかった
「大丈夫か?」
「…」
悠真はすぐに海堂総合病院に運んだ
「誠さん」
里菜が休みの日だったため兄の誠が有紗の診察をした
「湊とおじさんが言ってたあれかな?とりあえず鎮痛剤軽いの打ったが、本人がパニック状態を起こしたら完璧思い出したって感じかな」
「何も異常がないってことですか?」
「まぁね。とりあえず1週間くらい入院かな。ったく、有紗ちゃん仕事やめたほうが身のためだろ」
誠はそう言うと病室から退出した
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