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「お前さ、加減を知らなさすぎ」
明後日の有紗の誕生日にはこれそうにないから渡そうと思ったのに
「仕方ないもの。仕事が…」
「お前さ、結婚式で倒れたいか?」
「ごめんなさい」
有紗の一生懸命するところは好きだが、もっと自分の体を気にかけて欲しい
「有紗が倒れたら俺、寂しいからちゃんとしてくれよ」
「ごめん」
「だからこの間、言ったんだよ。有紗が子供いらないなら俺はいらないって」
「あたしは悠真との子ども欲しいもん」
「ならちゃんとしなきゃな」
俺は頭を撫でた
「悠真って会社では冷酷な人なの?」
「いきなりどうした?」
「ちょっと小耳に挟んだから」
「どうだろうな。性格悪いからじゃないか?」
「悠真は優しいじゃん」
「それは有紗だからだよ。もう、誰もこない?」
「たぶんね」
俺は有紗に資料を見せた
「俺たちの記念日に結婚しないか?」
「定休日なの?」
有紗は聞いた
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