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「有紗が考えている会場だけがその記念日でできるんだ。やらないか?」
その記念日とは、2人が復縁した日だ
「別の日がいいならいいぞ」
すると有紗が微笑んだ
「てっきり誕生日かと思った」
「来年になるじゃないか」
「ねぇ、あたしから言ってもいい?」
「ん?」
「誕生日プレゼント、婚姻届がいい」
俺はその言葉を聞いて本当にいいのだろうかと思った
「もう大人なんだよ?パパもママも文句は言わないよ。だって結婚式の予定立ててるのに」
有紗の顔は赤くなっていく
「悠真無理?」
「無理じゃない。婚姻届取りに行ってくる」
「うん」
「有紗。ここで抱きしめてもいい?」
「いいよ」
俺は有紗を抱きしめた
「俺、プロポーズしているのに婚姻届のこともっと早くに気づけばよかったな」
「悠真って真面目だから」
「なぁ有紗」
「ん?」
「俺、幸せにするから。有紗のこと今よりも」
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