735人が本棚に入れています
本棚に追加
「やめろ」
悠真が高杉蓮の手を取る
「冗談だ。たまたま有紗を見て、より戻したんだって思ってさ。酔うとあんたの名前呼んでたからわかるよ。悠真さん」
「たまたまならいいが」
高杉蓮の手を振りほどく
「次、有紗を傷つけたら殴りにきてやるよ。悠真さんがお金目当ての男じゃないことは知ってるから。それに俺は益山とこれから関わっていくかもしれないからもし仕事を一緒にすることがあったら悠真さんに頼むよ」
そう言って去っていった
一体、何がしたいんだ?あの男
すると葉山が言った
「お前の彼女と蓮は数ヶ月の関係なのは知ってるが、お嬢様があんなことやってマスコミに嗅ぎつけられたら大変だな」
有紗のことで記事を売ったんだ
葉山最低だな
「それを高杉が怒りに来たんだ。あたしのことをはめるために?それは違うかな。そうね、昇進のためにかしら」
有紗はそう言って笑った
最初のコメントを投稿しよう!