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帰宅後、有紗は疲れたのかソファに横になる
「湊さんから、花蓮を送ると連絡が来た」
「うん…」
疲れているのだろう。有紗の返事は小さい
「有紗、疲れた?」
「うん…」
俺は彼女のとなりに向かう
「あまり無理するなよ?安定期に入る直前なんだから」
もうすぐ、定例会議がある。さっきパパに言われたこと
パパはそこでお兄ちゃんを社長に座らせ、自分は会長として働く。
悠真は本部長として働くということ
花蓮のパパでありこの子のパパであることは変わりないが、不安がよぎる
もし、肩書き目当てで不倫志望の女が現れたら…
今でも周りの社員に嫉妬するのに、これからもっと嫉妬すると思う
こういう時、妊娠していなければ抱いてって言えるのに。と思う自分を恨みたい。
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