番外編 花蓮がお姉ちゃんになるらしい

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「ねぇ、悠真。花蓮をベッドに運んでくれない?」 「あぁ」 俺はそっと花蓮をベッドに運んだ いつのまにかずっしり重くなっている娘に、俺は子供の成長は早いなと感じていた 花蓮をベッドに運び終え、俺はソファに座る 「有紗、今日は夜ご飯食べに行こうか」 「昨日の残りのカレーがあるからそれ食べようよ。お金がもったいない」 有紗はそういうと、俺の手を自分のお腹にのせた 「ねぇ、ここにいる赤ちゃんは、どんな子なんだろうね」 「ったく、話をそらすなよ」 といいつつもにやけている自分が情けない 「さっき話したけど、私は悠真の女だからね。悠真は私の男だから。もし、その関係が変わる時があったらその時は私たち別れてるから」 有紗はそう言った 「結婚している以上、仮面夫婦になるかもしれないだろう?」 「そうなる前に離婚よ。まぁ、そうはならないと思うけどね。私たち、一度別れた時に未練残してたから」 くすっと笑う彼女に俺はキスをした
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