花蓮パパ、会社の本部長になる

6/12
前へ
/580ページ
次へ
「気にするわ。だって孫はあなたの娘の分の給食を食べさせず、上履きを汚れさせ、制服まで汚しているのだから。有紗ちゃんの怒りは相当なものよ」 「父親失格ですね。そんなこと娘からも聞いたことなかったので…」 俺は頼られていなかったのか? すると玲子さんは笑っていた 「あなたに言わなかったのは事を大きくしたくないからよ。花蓮ちゃんは有紗ちゃんに言っていたのだから。でも有紗ちゃんも2人目の子を産んだばかりで色々あったのでしょ?私には連絡してきたから」 そう言っていた 有紗は影で色々と根回ししていたのだろう 「そうでしたか…」 「あの嫁は私の次男の嫁でね。あまり世間をわかっていないの。だから今回のことでわかってくれれば嬉しいのだけど。それまで、有紗ちゃんには負担かけてしまうけどごめんなさいね」 「だから契約更新しないと?」 それは間違っている 国民が慕う女優をそんな理由で切らせたくない
/580ページ

最初のコメントを投稿しよう!

735人が本棚に入れています
本棚に追加