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「9時から最後の研修じゃなかった?」
やべっ
俺は慌ててベッドから飛び起きてシャワーを浴びた
有紗はキッチンで朝ごはんの準備をしている
パンとスープとサラダだろうか?
とてもいい匂いがする
「これ食べて準備しないと」
俺は出された料理を食べる
有紗は帰る準備をしていた
「見送れなくてごめんな。でも、荷物持って帰ってきてほしいやつは俺が持って帰るよ」
「ほんと?ならキャリーケース頼もうかな」
「いいぞ」
俺はコーヒーを飲んだ
「なら、あたしの荷物よろしくね」
「それより、今日は何時くらいに帰ってくる?」
「会議だけだから定時にはあがれると思うけど…。緊急もあるかもしれないからまだわからない」
有紗は俺の前に座ってパンを食べる
「あれだったら迎えに行くよ。その後ご飯食べに行こう。疲れてるだろうから」
「でも…」
俺たちはこれからあの婆さんにとんでもないことに巻き込まれるとはまだ思っていなかった
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