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今のあたしには悠真と別れることなんてできない
これもあの婆さんの仕業なのかしら…
あたしは白紙のままでいいと思ってる
この2日間は災難続きで体がボロボロ
早く悠真にあって充電したい
もう電池切れ寸前
今日は明日に備えて帰れそうだからあたしたちの家に戻る
家に帰るとすでに21時を回っている
そっか、藤浪由希子と会ったのは20時前だったからこんなもんか…
すると風呂上がりの悠真が笑顔で迎えてくれた
「おかえり」
「ただいま」
悠真に駆け寄ろうとしたその時、目の前が真っ白になった
え?
思うように体が動かない
悠真の声が聞こえるような…
バタン
「有紗っ、しっかりしろ」
悠真は有紗を救急病院に運んだ
有紗は気を失っている
顔も青白い
ったく無理しすぎなんだよ
とりあえず診察をしてもらい栄養失調と疲労と診断された
点滴を打ってもらい、有紗が目覚めるまで側にある椅子に座った
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