奏の彼女

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「後でもいいけど、ちゃんと子供は作れよ」 「うん。じゃあおやすみ」 「おやすみ」 そして有紗はこれからのことを考えた 翌朝、悠真は仕事道具を持ってきてくれた 「ご飯食べた?」 「今からコンビニでおにぎりでも買うよ」 「ごめんね」 「気にするな」 コクリと頷いて有紗は悠真の顔を見る 「なんだよ」 その上目遣い俺我慢できない 目をウルウルさせて可愛いんだけど 会社行きたくねぇー 「着替えは?」 「あー、姉ちゃんに頼んだから昼くらいにくると思うよ」 「千晶さんに?ほんとあたし巻き込みすぎてる…」 「別にいいんじゃない?姉ちゃん暇そうだし」 そう言って仕事に向かった 千晶さんが来たらちゃんとお礼を言わなきゃ するとすれ違いで奏がやってきた 「里菜ちゃんから聞いたの?」 「里菜から聞いた。有紗も大変だったな」 「まぁね…。でもどうして?今、ゼウスは忙しいんじゃ…」 「今日はたまたま朝少しだけ顔を見せれたから来たんだ」 「なんかごめんね」
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