奏の彼女

12/29
前へ
/580ページ
次へ
「薬いる?」 「ちょっとほしいかも。それからあたしって熱あったの?」 「熱あったよ。運ばれた時かなり高かったけど」 サラッと言う里菜ちゃん 悠真にかなり心配かけたなぁ… 「じゃああたしは会社に行きますね」 森下さんが退出するとやっぱり体が重い 「有紗ちゃん。やっぱりキツイでしょう?薬で緩和するね」 そう言うと里菜ちゃんは看護師に薬を投与するように指示した 「あたしね、妊娠したと思ってたの」 有紗は里菜に話をした 「でも、確証はなかったんでしょ?」 「学生の頃、悠真の子供を妊娠したときのこと考えたら、今の悠真はちゃんと避妊を考えてて…」 「だからよっぽどのことが無いと妊娠しないと思ったんだ」
/580ページ

最初のコメントを投稿しよう!

735人が本棚に入れています
本棚に追加