奏の彼女

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「うん。それに時間出来たら病院に行こうと思ってたの」 「でもその前に倒れちゃってある意味よかったかもね」 「そうだね」 すると看護師が来て、点滴された 「じゃあ、また後でくるね」 「うん」 里菜は病室から立ち去ると看護師に話しかけられた 「益山さんは里菜先生と知り合いですか?」 「高校時代の同級生です」 「そうなんですか。里菜先生、優しくて患者さんに人気なんですよ」 「里菜ちゃん優しくて賢いもんね」 「益山さんはどんな高校時代を送られていたんですか?」 「あたしはいろいろな部活の応援してました。生徒会で新聞作らないといけなかったので」 「そうだったんですか。じゃあ里菜先生の高校時代は?」 「里菜ちゃんも生徒会に入ってたよ。保健担当で生徒からも先生からも頼りにされてた」 「里菜先生らしいですね。益山さん、点滴は1時間ほどで終わるので終わった頃にまた来ますね」 そう言って看護師は退室していった
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