40人が本棚に入れています
本棚に追加
「好きです!お付き合いを前提に結婚してください!」
「ガキに興味ねーよ、帰れ」
「ちょっと待って、断る以前にツッコミどころ満載なんだけど」
「私はガキじゃないよ!凜くんと同い年の高2だよ!というかクラスメイト!」
「うるせぇ、消えろ」
「ねえ、だから色々おかしいから。君、今日転校してきたばかりだよね?」
「そうですけど何か?神川真尋くん」
「フルネームやめて、篠崎ゆずるちゃん」
「お前もだろーが。つか、さっさと帰るぞ」
「まだ終わってないよ、月島凜改め凜」
「おいやめろ、2回も言うな」
「凜って素敵!結婚して!」
「死ね」
「あのね二人とも、何かおかしいって気付かない?」
「え、何が?」
「こいつの頭がおかしいんだろ」
「それは否定しないけど」
「ちょっと酷いよ真尋くん!」
「え、僕だけ?最初に言ったの凜だけど」
「凜くんはいいの、毒舌なところも素敵だし!そこに痺れる憧れるぅ!結婚して!」
「……オイ真尋、こいつ殴っていいか?」
「いいけど後にして」
「凜くんに殴られるなら本望!」
「ゆずるちゃん、ちょっと黙っててくれるかな?話が進まない」
「凜くん結婚、」
「黙 っ て て く れ る か な?」
「大変申し訳ありませんでした」
「……腹黒優男」
「何か言った?」
「いや、何でもねぇよ」
最初のコメントを投稿しよう!