プロフィール的なもの

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「プロフィールだって」 「ぷ、ぷぷぷプロフィール!?」 「ゆずるちゃん、どうしたの?やっぱり女の子としては嫌?」 「凜くんのスリーサイズが明らかに!」 「あ、そこね」 「何でだよ、意味わかんねーよバカかお前」 「僕知ってるよ」 「マジで!?」 「まあ目測なんだけど…上から74、54で」 「真尋くん待ってそれ言っちゃダメなやつだから」 「あ、ゆずるちゃんのだった」 「…真尋、お前」 「目測だって言ったでしょ、何その目」 「と、とりあえずプロフィールだよね!凜くん教えて!」 「ふざけんな、誰が教えるか」 「月島凜、9月15日生まれ。身長は177センチで体重は…いいよね。好物は唐揚げと肉じゃが」 「おい何で知ってんだ」 「幼なじみだし」 「限度ってモンがあるだろ、誕生日はともかく何で身長やら知ってんだよ」 「秘密」 「凜くんのプロフィール…!メモとらなきゃ」 「とるな今すぐ記憶から抹消しろ」 「あ、好物にチョコレートケーキ付け加えとくね」 「てめえ…!」 「か、可愛い…!」 「僕のもいる?」 「ううん、いら……ないわけないですよ。どうぞどうぞ」 「神川真尋、9月3日生まれ。身長175センチ、好物は激辛担々麺と唐辛子」 「まさかの唐辛子!真尋くんて意外と辛いもの好きなんだね」 「よく言われる。ちなみに凜は顔に似合わず辛いもの苦手だよ」 「余計な情報吹き込むな!」 「おお、貴重な凜くん情報!メモメモ…」 「してんじゃねぇ!」 「あー!!何で破くの酷いよ!」 「うわ、凜って鬼畜だね」 「……おい、こいつのプロフィールに腹に黒い生き物飼ってるって付け加えとけ」 「あ、それ思った。凜くんと同意見だなんてこれはもう運命、」 「……二人とも、何か言った?」 「滅相もございません」
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