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仕事に打ち込むことが出来れば1日なんて、あっと言う間。
さて…帰ろうかな。
クルッと見回すと井野くんはもういなかった。
…本当今の若い子は時間にピッタリね。
少し寂しさを感じつつ家へ向かった。
帰りにスーパーに寄ってお惣菜を買おうとすると、
『近藤さん!』
あ、この声は…。
「美咲ちゃん…。」
………と井野くん。
はーーーーーー。
見たくない2人に会った。
あーーーーーー。
『今帰りですか?良かったら家で一緒にご飯食べませんか?』
「あ、いや…。」
『良いじゃないですか~。仕事の時の真人の話とか聞きたいし!』
そう言って井野くんの腕に絡みついていた手を離して私に絡みついてきた。
……たこ?へび?
うーーーん…猿?
「でもせっかく2人でいるのに悪いよ。ね?井野くん。」
『俺は別に構わないッスよ。』
構えよ!
空気読めよ!
『じゃあ決まり~!人数多いと楽しいし。』
そう言って美咲ちゃんはいろんな物を買ってどんどんと話しを進めていた。
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