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チャプー…
「はぁ…お腹空いた。結局一口しか食べてないもんな。」
風呂から上がり冷蔵庫を見た。
「見事に何もない…。」
仕方なく駅の側のコンビニまで行くと、そこには井野くんがいた。
嘘……
「い、井野くん!」
『あ……近藤さん。』
「あの……帰るの?」
『うん。美咲が今日はもう帰ってくれって。』
そうなんだ…。
それなら…!
「あのっ…」
『じゃ俺行くし。また美咲に万が一こんな所見られたらやべーし。じゃ、また会社で。』
「あ…うん。また明日。」
井野くんはコンビニから出て行った。
こんな日は家に泊まってけばいいのに…。
喧嘩した日に一人って寂しくないのかな。
…って原因が私だもんな。
無理に決まってるか。
ションボリしながらコンビニでパンを一つだけ買って家へ戻った。
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