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あかり
「おねえちゃん変だよ?あっ!もしかして………」
(気付いた…!?)
そう思っていたのだが……
あかり
「私に内緒で美味しいもの食べてきたでしょ!」
(ちがーう(-_-;))
吸血鬼…らしい人は髪の毛を掻きながら首を傾げている。
吸血鬼
「そうなんですか?」
「違うって言ってんでしょ…。…あかり!」
あかり
「はっ…はい!」
「私の部屋に絶対入らないように。あかりも自分の部屋から出ず、私がいいよって言ったら出てきて。わかった?」
あかり
「わかった!おねえちゃんに彼氏でも出来たのかなぁ~」
あかりはニヤニヤしながら自分の部屋に戻った。
(なんか…誤解されてる…)
私は目で吸血鬼に「ついてきて」と言い、自分の部屋に行った。
「………はぁ。」
吸血鬼
「お疲れですね」
「誰のせいよ…」
吸血鬼
「私ですね。はい」
「…………。」
どうやら…あかりには見えていないみたいだけど…他の人にも見えないって事…?キョロキョロしている吸血鬼に私は溜め息をつきながら話しかけた。
「あなたの姿は私以外に見える人はいるの?」
吸血鬼
「いません」
「何故ここに来たの?」
吸血鬼
「さぁ?」
「どこから来たの?」
吸血鬼
「さぁ?」
「…………。ちゃんと答えるつもりないでしょ?」
吸血鬼
「バレました?」
「………………。」
(一旦落ち着こう。珈琲でも入れて…)
珈琲を入れようと立ち上がると、ふと気になった。
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