孤軍奮闘編_玖

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  博が私を離さなかったのは、泉がいうような理由ではない。 父親の暴力のせいか、 男性にトラウマのあった私は 大学2年生で博としたのが初体験だった。 博はその事に物凄い興奮をしたようだった。 「俺しか知らないのか・・・。 すげぇ・・・ お前は一生、俺のモノだ。」 その言葉を聞いた時は普通に嬉しかったと思う。 だが、 彼の独占欲に火がつけたのも確かだった。 それから、博は異常なまでに私を縛り付けるようになった。 それを苦しい、と思っていたが、 積極的に反撃に出る手段も思いつかず ずるずるとここまできてしまった。
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