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博が私を離さなかったのは、泉がいうような理由ではない。
父親の暴力のせいか、
男性にトラウマのあった私は
大学2年生で博としたのが初体験だった。
博はその事に物凄い興奮をしたようだった。
「俺しか知らないのか・・・。
すげぇ・・・
お前は一生、俺のモノだ。」
その言葉を聞いた時は普通に嬉しかったと思う。
だが、
彼の独占欲に火がつけたのも確かだった。
それから、博は異常なまでに私を縛り付けるようになった。
それを苦しい、と思っていたが、
積極的に反撃に出る手段も思いつかず
ずるずるとここまできてしまった。
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