京の都
12/37
読書設定
目次
前へ
/
570ページ
次へ
「よいわ。作法は御所や宮中、他家に赴いた時のみ用いれば良い」 太郎は床を目の前に見ながら再び頭を深く垂れた。 「なれば御無礼仕る」 言い終わると、すっと立ち上がった太郎は袴の両ひざを摘まみながら新九郎の前までつつと寄って行った。 「太郎」 「はっ」 再び平伏して袖をさっと払った太郎に新九郎が体の正面を向けた。 「聞くが、父上の御用とは茶ではあるまい。今出川様のことではあるまいか」
/
570ページ
最初のコメントを投稿しよう!
321人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
5,028(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!