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落ち着け、落ち着け、と頭の中で言い聞かせ、
繋がらない会話を必死に続ける。
「・・・仕事内容を教えて下さい。
新規プロジェクトですか?既存応援や保守ですか?」
『えっと、詳しくは電話じゃなんなんで。
お時間、いただけます?』
江田に会うのは正直極力避けたかった。
どうも、私はこの江田という男が苦手だった。
だが、我が儘を言っている場合ではない。
私は明日の午前中、江田と会う約束を取り付け電話を切った。
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