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誰もいない、なんて考えていた自分を私は恥じた。
私には大切な友達がいる。
それだけで充分幸せだと思えた。
留守電の中に、営業の江田を見つけた。
年度末で
派遣契約が終わってから、既に半年以上経った。
・・・ようやく、私を思い出したらしい。
私は江田に電話をかける。
「もしもし、お世話になっています。柏原です。」
『こんにちわー!!遅くなって、ホントすんません。』
江田、と言う男はいい意味でも悪い意味でも、
”生粋の営業マン”だった。
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