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「…ゆ、り…」
「ん…」
不意にゆうとの唇と僕の唇が重なり、ゆうとが口に含んでいた液体が僕の口内に流し込まれる。正直、まだ僕にはビールの美味しさが分からない。寧ろ苦手だ。だけどゆうとが落ち着くなら、僕はそんなの我慢するんだ。
そのまま舌が絡み合い、ゆうとは慣れたように僕のワイシャツのボタンを外す。
「…ゆうと…」
既にゆうとは酔っている様だった。
「…ゆうり…ベッド…」
「…ん…」
ゆうとは僕の手を掴み、肩を押してベッドに倒した。
「…ゆうり…好き…」
「…んっ、は…」
ゆうとの舌が上のそれを転がすように動く。
「…ゆ、と…」
もっと、もっと僕を求めて。君には僕しかいないと、空想でもいいからそう思わせて。
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