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ゆうりside
ガチャリと鍵を開け、家に入る。疲れた。はぁ、と一つ息を吐き、靴を脱いだ。
「だだいまー」
僕の声に反応はなく、リビングに行くと彼はテーブルに突っ伏して寝ていた。またあんなに飲んで…
コンビニで買った弁当が入った袋をテーブルの上に置いてから、スーツの上着とネクタイをハンガーにかけ、ワイシャツのボタンを一つ外す。
「ゆうと」
ぽんぽんと背中を叩き、眠っている彼を起こす。ゆうとの顔は五本も空いたビールのせいで真っ赤だった。
「…んぅ…?」
「起きて、ゆうと」
「…おかえり、ゆうり…」
「ただいま。ゆうと。一気にこんなに飲んじゃだめって言ったでしょ?ご飯も食べる前に飲んだら気分も悪くなるよ」
「…ごめんね、ゆうり…」
火照った身体でゆうとは僕に抱きついた。
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