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「ごめんね、いつもこんなんで」
仕事の終わりが遅いせいで、夜はどうしても買い弁になってしまっていた。しかもゆうとは朝も昼も食べない日が多い。栄養が十分に取れないことが一番心配だった。
「…ううん…ゆうりとご飯食べれるだけで…俺、嬉しいから…」
ふにゃんと笑ったゆうとは、そう言ってご飯を口に運んだ。
時々お酒を飲んで暴れたりする人がいるけど、ゆうとはそんなことは一度もなかった。本当にただ、嫌な記憶を消したいがためだけに飲んでいた。
「…ごちそうさま…これ、明日食べるね…?」
「大丈夫。気にしないで」
ゆうとはご飯を残すと必ずそう言う。せっかく買って来てもらったのに悪いから、なんて。
「これ、薬ね」
ご飯を捨て、ゆうとに薬を渡すと小さく頷いてそれを飲んだ。
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