第1章

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体育祭の練習、整列、ただじっと立ってるのは、炎天下では、辛い、、 でも、私には楽しみがあった。 それは、練習中に見つけた、イケメンの存在! 多分、先輩であろう。 私は一目惚れをした。 こんな田舎に、こんなイケメンがいたものかと!しかも、当時、私が大好きだった芸能人に似ているのだ! それは、一目惚れしないはずがない。タイプのドストライクゾーンだった。 毎回の全体練習が楽しみだった、 少しずつ名前も知らない彼の詳細がわかって行った。 クラス対抗リレーでのスターター! どうやら三年生のようだ サッカー部のアンカー。 どうやら、サッカー部のようだ! そして、体育祭当日、私はカメラも持って友達と彼のリレーのベストショットを待ち構えていた。 彼は期待を裏切らない、あの端正な顔立ちに運動神経まで良いのだ! クラブ対抗リレーでは、走ることが本業の陸上部よりも彼の方が早かったのだ! 彼がゴールのテープを切った時、 もはや、写真を撮ることを忘れて、必死で応援していた! レンズ越しよりも、やっぱり肉眼で記憶に焼き付けたかった! のか、単に間に合わなかったのかは、あまり覚えていない。 写真が撮れなかったことよりも、しっかり彼の栄光の瞬間を見れたという事が嬉しかった! だってもう、体育祭が終わったら、彼を見る機会も減るし応援する事もできないのだから。 体育祭が終わりに近づくにつれて、私の気持ちも沈んできた。 イスなどを運びお片付けの時間となった。 彼のクラスがクラス写真を撮ってる所に遭遇した! 彼はセンターで少し、お茶らけていた。 《へぇ! お茶らけたりするんだ!》 また新しい彼の一面を垣間見れて、 体育祭の日は大きな収穫だった。 しかし、大きな収穫はそれだけではなかった。 その夜にあんな事が起こるとは!
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