転んだ…っていうかつまづいたっていうか

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よく、さ。 異世界転生物とか、さ。 あるじゃん。 主人公は大体男の子(偏見)で、どチート(偏見)でさ。 アタシはっ! 女の子だぁぁ! そうだ、神様!神様とか天使とか何か! こう…何か魔法の使い方を!教えて下さい!!!! アタシは見知らぬ森の中で追い詰められていた。 自慢になるけど可愛さには自信あるよっ! ほら!誰か助けよう!? 素早く辺りを見回しても、人影は無い。 涙ぐみながら木の枝を拾う。 「ぶみゃぁぁ!」 目前にある、ぶよぶよクラゲに投げつけた。 ぽよん 「い嗚呼ああああああ」 ダメージゼロってやつだぁぁぁ! 段々ぶよぶよクラゲは近付いてくる。 もうダメ…アタシこんな所で死ぬのかもしれない…だってものすごく、クラゲの移動速度が早い! 一生懸命走っててもあんまり距離が開かない~! こうなったら…アタシは石ころを拾う。投げる。 あ 外れた。 「いやぁぁぁぁぁ!」 もう喉が痛い…。おかあさぁぁぁぁん…。 ほら!このタイミングで勇者的な誰か!? …はやっぱり来てくれてなかった。 7センチヒールの靴を脱ぐ。 本気で逃げてやる!逃げきってやる!
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