神南署

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私は気持ちを新たに出勤した。 栞:おはようございます 早くに出てきたがすでに桜井さんがいた。 桜井:おはようございます 私達は配属初日と同じように、2人で掃除を始めた。掃除が終わる頃に村雨君がやってきた。 村雨:おはよう 栞:おはよう 私が村雨君と話をしていると、桜井さんがコーヒーを入れてくれた。 栞:ありがと 私達は少し雑談をしながら、コーヒーを飲んでいた。私はまだ左腕の包帯は取れないが、勤務に支障はない。 栞:村雨君、ちょっといい? 私は村雨君を呼び出し、2人で屋上に行った。 村雨:どうした? 私は屋上のベンチに座り、下を向いたまま、話を切り出した。 栞:対した話しじゃないんだけど、なかなか言えなかったから 私はひと呼吸おいて、話しを続けた。 栞:村雨君と家が隣なの 横を見ると、驚いた表情の村雨君がいた。 村雨:そうか、また花と仲良くしてくれ 私は村雨君の言葉に微笑み、ゆっくりと立ち上がった。 栞:ここも何とかやっていけそうで、楽しみ しばらく私達は話しをしてから、署内に戻って行った。その時、私のポケットからピルケースが落ち、村雨君が拾った事に気づく事なく。
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