神南署

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~村雨視点~ 俺は栞と話して、屋上から戻る時に、栞のポケットから落ちたものを拾った。 村雨:これは? 中には薬が入っていた。本当なら直ぐに栞に返すべきだったが、なぜか中身が気になり、すぐに返す事が出来ず、とりあえずスーツの内ポケットに直し、署内に戻った。 村雨:これは返すべきか 俺は拾ったピルケースに入ってる薬が気になり、携帯で調べると、衝撃的な事が書かれていた。 俺が調べ物をしてる間に、栞は屋上に行ったので、そっと机の上に置いておいた。 ~栞視点~ 私は署内に戻ると、パソコンを開き事件ファイルを見直しながら、資料をまとめていた。 栞:はぁ、少し出てきます。 私は気分転換がしたくなり、再び屋上に向かった。 栞:あの事件から15年か 私には村雨君も知らない、こないだの事件とは別に忘れられない辛い過去があった。 栞:そろそろ戻ろうかな 私は仕事に戻る為、再び屋上を後にし、署内に戻った。 栞:あれっ? 机に戻ると、ピルケースが置かれていた。誰が拾ってくれたと思い、そのままポケットに直した。 この日は、比較的に事件もなく、穏やかな時間を過ごした。
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