0人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は部屋に戻る途中、先生との出会いを思い出していた。
季節は春、桜が満開の平上学園。
俺はかったるいといいながら教室に入るともうすでに一人の女教師がいた、それが先生だ。
秋奈「君、教師を待たせるなんて最低な生徒だね、名前は?」
夏木「は?」
秋奈「いいから、名前!」
夏木「坂上夏木だけど。」
秋奈「じゃ、今日から貴方のこと夏木って呼ぶから私のことも秋奈って呼びなさいよね!」
夏木「気が向いたら呼びますよ、俺もういいですか?」
秋奈「ええ、ただこれだけは言っておくわね、私は絶対に夏木には落ちないわよ! 」
夏木「そ、そうすか。」
秋奈「ええ!!」
その後からとなりに先生が越してきて、今の俺達があるっていうのが心境だ。
そんな事を考えていると自分の部屋の前までやってきた。
この中には血の繋がりのない妹がいる。
母親が違う男と交際していた際に出来た娘。最初こそ俺は毛嫌いしていたが、一緒にいることでなんだか、最近は愛らしく思えてしまっているが、時にうるさいそんな奴だ。
俺は部屋のドアをゆっくりと開けるとそこには目を腫らして真っ赤な目をした、友がリビングでソファーの上に座って俺を見上げていた。
最初のコメントを投稿しよう!