第1章

14/32
前へ
/32ページ
次へ
朝、時計を見ると朝の四時だった、隣にいる妹を起こさないようにそっとベッドを出て、洗濯物をほし、軽く玄関をはき、その後床を雑巾でピカピカになるまで掃除をし、朝食の準備をする。 今日はタラの味噌汁と玉子焼きに鮭の塩焼きに冷奴に炊きたての白いご飯だ、あー、朝から頑張ったな、俺。 友を起こすのは可哀想なので、一人ご飯を食べ、制服に着替え。 家を出た。 家を出ると心がいた。 心「なーたん、おはよ! 今日は早いね?」 夏木「まあな、これから色々やらないといけないことがあるからな。」 それから心と登校し、部活を作るために生徒会室に行くことにした。 トントン 奏「はーい」 そういって俺の実の姉、七瀬奏(ななせかなで)は扉をあけてくれた、俺の父と母は離婚していて、俺は父のほうに、姉は母の方に引き取られていったため、俺達の苗字は違う。 そんな姉奏は、すべてお見通しのように、部活を作るのに必要な書類を持って俺を待っていたらしい。 奏「夏木くん、はいこれ。」 夏木「仕事が早くて助かるよ、ありがと、奏姉。」 葵「びっくりしたけど、夏木くんはやる時はやる男だって姉さんよくしってるから、何かあったら助けるからがんばるのよ? それで何の部活をつくるの?」 夏木「もちろんだよ、それはだな、企画部だ!」 葵「企画部?」 夏木「この学園の皆が楽しめるような企画を沢山つくって学園中を笑顔にしてみせるよ。」 そう言い切って葵姉を見つめると、ゆっくり微笑んで。 奏「夏木君ならできるよ、私もバックでサポートするから頑張りなさいよ?」 夏木「ありがと、奏姉!」 満面の笑みを奏姉に向けて俺は生徒会室を後にした。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加