灼熱の大地と襲われた姫君。

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ゆかりはゆかりで想っていた。 あの時の約束を。 あれをあれしてあれする約束を。 それが頭を離れずについつい意識し過ぎてしまい、エニシに当たってしまうのだ。 自分でもおかしな言動を繰り返していることはわかっている。その都度エニシを困惑させていることも知っている。 それでも離れない、あのこと。 ・・・私達も今年で17になる。 早すぎるってこともないよね?エニシ。 一方エニシは。 いまだに浮かれていた。
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