灼熱の大地と襲われた姫君。

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二時間後。 あのままどこへともなく走り去ったツムグの消息は不明。というかバカバカしくて探してもいないが。 私はエニシを治療後、私達に与えられた自室へと戻り、いまだに目を覚まさないエニシをベッドに寝かせ、そして戦いに挑むバトル化粧の真っ最中。 悔しいがイト姫の影響も多分に受けた。 あそこまで肉食系だと逆に清々しいくらいだ。 まぁツムグさんが後で地獄を見るのだろうが、そんなの知ったこっちゃないし。 こちらはこちらで忙しいのだ。 使い慣れない龍人族独特の化粧道具に悪戦苦闘しながら、メイクを終える。 鏡すらないのが非常に不便だがこの際は仕方ない。よしとする。 できた・・・。 私の準備はばっちり。 裸体にバスローブ。ある意味最強の防具。 無駄毛も処理した。 ・・・さて。 いざ! いまだ寝続けるエニシの上に馬乗りになる。 すでに治療の段階で衣類は剥ぎ取った。 エニシの裸をマジマジと見つめる。 ・・・細く引き締まった手足はまるでモデルのよう。 綺麗に割れた腹筋はまるで彫刻のよう。 ごくり。 自然と喉がなる。 ・・・さて。 どうしよう。 とりあえず、乳首? つんつん。 「はふぅぅん。むにゃむにゃ。」 やべっ、可愛い! つんつん。つんつん。 「はぁぁぁん。むにゃむにゃ。」 むくむく。 股間に何かが当たる。 こ、これは・・・反応してるのか? つーかまだあんまりマジマジと見たことないんだけど。 そ~っと視線を下へ。 そこにあったものは。 タケノコタケノコニョッキッキ。 「・・・でかっ。」 つんつん。 「はほおふぅん。むにゃ。」 おお、つんつんしたらビクビクしてる。 「ん・・・ん・・・。」 目が覚めてきてるか? よし、お目覚めのチューだ! そっと顔を近づける。 後少し。 パチリ。 開くエニシの眼。
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