灼熱の大地と襲われた姫君。

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「えへへ、襲いかかりにきちゃった・・・。でゅふふ。」 ・・・なに? この、俺の胸に乗った、僅かな魔法の光に照らされた・・・化け物は。 極太の眉毛。 赤黒い頬。 耳元まで裂けた唇。 その、唇が・・・開く。 「・・・食べちゃうぞ~。」 「キャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァっ!! おばっ!!お化けぇぇぇぇぇっ!! いやっ!!いやぁぁぁぁっ!! キャアアアアアーーー!!」 深夜の地下に、エニシ姫の絶叫が響き渡ったのであった・・・。
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