孤軍奮闘編_壱

2/3
前へ
/40ページ
次へ
  私は心底面倒くさくなった。 「貴方が何をしていても、詮索しない。 私が何をしていても、詮索しないで。 それが貴方の決めたルールでしょ?」 「・・・なんだ、それ・・・」 「・・・何って。3年前、貴方が私に言ったことよ。」 ガサガサッと耳障りな音が聞こえ、 博の激怒している様子が伝わる。 「じゃあ、お前は男と居たわけだ。」 博の激怒すら、 今日の私にはどうでもいいことだった。 「そんな事、言ってないでしょ? 貴方に何をしていたなんて、私は聞かない。 だから、貴方にも聞く権利がない。」 「わかったよっ!」
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加