第2話

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男は、 自分の顔を隠している 新聞の影から、 カウンター近くの 壁かけ時計をチラ見した。 時効成立まで あと、二時間十五分。 何だ、 さっきから五分しか 進んでないじゃないか… 針よ、早く進め。 男は心の中で、 そんな事ばかりを祈り続けていた。
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