第1章

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えっ…えっ~と思ってるうちにベッドに組み敷かれる 『…えっと……? 何してるんです……?』 なんて聞かなくても判る事を聞いてしまう 「何って… ここはそういう流れじゃん?」 『そういう流れって……』 確かにそうだ そのために彼はここにいるんだし… 「穢れを知らぬ、か弱い子羊に背徳の味ってやつを教えんだよ…」 ニヤリと効果音の聞こえそうな笑みに釘付けになる 赤西さんの唇が首筋に降りてきた 舌でペロリと舐めあげ唇で挟むように啄む 体が硬直して鳥肌が立った 『あ…あかにしさ~ぁぁぁぁん?』 「んだよ、その色気のない声は…」 っていうか、くすぐったい!!ムリムリムリ 『イヤ、ムリくすぐっ……ァ…』 耳を舐められ思わず声が出る 「そうそう、その調子」 楽しそうな声を出して俺のバスローブの紐を解く 戸惑ってばかりだったけど……何か…段々変な気分になってきた… 聞こえてくる低い声と与えられる快感に理性が溶け出してくる… 『…ぁ…あ…ダメ…』 出てくるのは、譫言のような…せがんでるように聞こえる声  
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