第1章

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――――……パシャン ――ん…? なんか温かい… 体にフィットして気持ちいいものに座ってる 「おっ、目ぇ覚めたか?」 ――…へっ? 急速に意識が戻る バッと体を起こそうとすると ――ズキッ 『痛っ…』 腰に痛みが走って起き上がれない 戻った先のもたれ掛かってたものは 『赤西さん…?』 なんだ!?この状況は!? 何が起こってる!? 1人でパニックになってると 「体、大丈夫か? 初めてなのにムリさせちまったな…」 少し心配そうに顔を覗き込んできた 『っていうか、何でここに…?』 そう、今いる場所はバスルーム しかも浴槽の中で赤西さんにもたれる形で座っていた 「何でって、体キレイにするため…?」 …なぜ疑問系!? 『いや、それは判りますが何で一緒に入ってるんですか!?』 「だって、お前1人で入れたら溺れちまうじゃん 意識なかったんだから」 うっ… メッチャ恥ずかしいんですけど 真っ赤な顔をしてると 「それに、この中もキレイにしなきゃな…?」 意地の悪い笑顔で、俺の尻をスッと指でなぞる  
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