第1章

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素っ気ないような、でも微妙に気遣ってくれてるような いっそ“ご利用ありがとうございました”とでも書いてあればスッキリするのに… 夕べ…というか、今朝? まだ意識が朦朧としてる中で赤西さんに言われた言葉がある 「平日も会おうか…? お前の事、気に入った」 耳元で、そう囁かれたんだ… ってか、それはあそこに電話して、赤西さんを指名しろって事か? 冗談、だよな? ってか冗談じゃないと困る こんな勇気はもう二度と出ないかもしれない ――…営業トーク? うん、そうだよ。そうに違いない。 …そうじゃなきゃ、困る 体に残る快感の余韻と疲労感で考える力が奪われる 瞼が重くなって まだ一時間くらい眠れるかな? ベッドサイドの時計を見て、あともう少し…と呟きながらウトウトし始めた  
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