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「それで?生徒さんに何を教えてらっしゃるの?」
落ち着いた声音で笑うと
彼女は僕の首にタオルを巻いて
シャンプーの用意を始める。
「そりゃ言えないよ。男同士の秘密だもん」
「まあ、余計に知りたくなるわ」
ガコン。
いささか乱暴に椅子が倒されると。
「その興味の欠片でも、僕に向けてくれると嬉しいんだけど」
和樹が一際甘く囁いた。
(んっ……?!)
次の瞬間。
彼女は僕の視界を
白いガーゼを被せて完全に遮った。
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