第5章 ミツバチと王様

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あとは――。 「ンッ……」 嘘だろ。 シャンプー台に寝かせた僕を挟んだまま。 2人は頭上で 束の間の甘いキスを交わす。 何の因果か――。 (おおっ……!) 目元を覆ったはずのガーゼがずり落ちて 「あとで僕にもシャンプーしてくれる?」 「ええ。もちろん」 「エンジェル、君のシャンプーって最高なんだ」 見るつもりなんてないのに 僕は真下から直視することになる。
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