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 ブレザーに着替えたちーくんと並んでバス停に向かう。  「千春。腹減った。部活終わると死んじゃいそうだよ。毎度毎度」  「うん」  「帰ったら爆睡だなぁ」と言ってたくせに、バスに乗り込んでイスに座ってすぐに眠ってしまったみたいだ。  時折、私の肩にぶつかるちーくんの栗のボツボツした部分みたいな頭を撫でたくなってやめた。   しばらくしてから、揺り起こして、目を開けてバス停を降りた、ちーくん。  先に私の家の前まで送ってくれる。少し遠回りの帰り道を選んでくれる度、嬉しくなるけど。  今日はそれだけじゃ気持ちが収まらなかったのだ。
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