。。。桜の下。。。

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彼女とのたわいもない、話が進む、どれくらい話しただろう、もう周りが暗くなってきはじめた・・・ 「うわ!!もうこんな時間だよ・・・暗くなって来たから、家まで送るよ・・」 彼女を家の近くまで送る、その間も話は尽きなかった・・・ 「はぁぁ~、もう家の近くまで着いちゃった・・・」淋しそうに彼女が言った。 「そっか、この辺りなんだ・・・」俺も残念だった、まだ話していたかった、こんなに楽しかった事は、今までに無かった。 ふっと、先の方を見ると、葬式をしてる家があった。 「近くの方が亡くなったんだね、葬式でるの?・・・」 彼女は、ただ首を横に振るだけだった・・・ 「じゃ、明日もあの桜の下で逢えないかな?」 「うん!!」 返事と同時に、俺に抱きついてきた。 少し驚いたが、嬉しかった、俺も抱き締め返し。 「また明日ね、おやすみ」 「おやすみ」 そして彼女は、帰っていった。 俺も帰ろうと振り替えると、喪服姿のオバサンらの話し声が聞こえた。 「原田さんの娘さん、急性白血病で亡くなったんですって。」 「まだ、若かったのに・・・残念だったわね~」 ・・・そっか、若かったのか~、そう思いながら、家に帰る・・・
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