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「ヒデミちゃんに、さっきした」
ニッコリ微笑んだ。
「これ?」
首元のハチマキを手で触れる。
「ゆめちゃんが、さっき教えてくれたんだ。男からハチマキを渡して告白すると幸せになるってジンクス」
「ゆめが?」
「うん。だからタマに渡したかった」
「ゆめのことはもういいの?」
大きく頷いた。あんなに「ゆめちゃん」って騒いでいたのに。
「ゆめちゃんより好きな子出来たから」
「えっ?」
「だから、タマのことだって。何回も言わせんなや」
「えっ?どうして?だって、全然、嵐の理想のタイプじゃないじゃん?」
「どうしてって……」
一瞬、悩んだみたいに顎を手でさすった。
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