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「分かんない」
「はっ?」
「けどさ、タマと話せない体育祭の準備も、体育祭もつまんない」
「つまんないって……それだけで……」
「んー。あと、タマが俺のこと想ってくれてる姿が可愛いかったからかな」
「えっ?そんな態度、表してなかったじゃん?」
そう言うと笑いを堪えた顔をする。
「まじで?やっぱりあれは天然だったのか?」
「天然って?だって、あたし、嵐に素直になれなかったよ?ひどいことばっかり言って悪いと思ってたもん」
「だってさ……俺のことを好きな子の為に、俺に好みのタイプ聞いてきたじゃん?」
「…うん」
「最初、気付かなかったけど。
お腹でてる子好きって言ったら、腹巻してたこととか。
あと、よく食べる子好きって言ったら食べ放題誘ってきたりとか。
それって、あからさまに俺のこと好きって言ってると思うだろ?」
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