第1章

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これは私と彼、 …そして先輩とのお話。 彼と出会ったのは高校1年生の時。 まずは彼との出会いから話そうかな。 私が入学したのは東京でも田舎に属するといっても過言ではない地域の高校。 緑が溢れる特殊な科が集まった学校だった。 私は都心部に住んでいたけれどそんな辺鄙な所にある高校に入学した。 私の住んでいる地域は輩と言われるガラの悪い人が沢山いる地域でそんな地元が嫌で、地元から1時間以上かかる高校をわざと選んだ。 中学まで推薦が欲しかった私はとても真面目で大型連休は基本的に講習に通っていた。そんな私は派手な人達が多い中学では浮いた存在だった。確かに、派手な人からしたら鬱陶しい存在だったのだろう。 見た目は派手では無いが周りに人が何故か寄ってくる、そんな私だった。 我ながら、人の話を聞くのは得意だったし男勝りな人柄だったから男友達も多かった。そして、そんな私は派手な人達から逃げた。 千葉に近い地域から、多摩の山々が美しい地域の高校へ進学したのだった。
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