血の晩餐会

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内部は暗く、伊藤は燭台で照らす。暗がりの中で少しずつ目が闇に慣れると、壁際に幾つもの拷問器具を発見した。 2メートルはある巨大な鳥かごの中には無数のピックが取り付けられといた。そして、血が底に溜まる様になっている。 かと思えば、民族衣装を来た女性を型取った鉄製の人形は、胴体を開くと人が一人入れる空洞があり トビラの内側には無数の剣が付いていた。 「中世の拷問部屋か?」 伊藤は恐る恐る、近くで見るとまだ新しい血が着いていた。 「血だっ」 棚を見るとそこには、ビンの中にホルマリンに漬けらた少年達の下腹部が無数にあった。 「ぎゃあー」 伊藤は思わす逃げだそうとしたら、床が濡れていて足元が滑った。 そこには、殺され下僕の死体が転がっていた。 「ぎゃあー」 「見たな」 伊藤は大きな男の下僕に捕まった。
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