第1章

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あの日を境に 生まれて初めて 僕に彼女ができた。 僕の告白を承諾した彼女は開口一番、僕に性癖を打ち明ける。 「私、男の人の死体とか男の人の手足が千切れるところとかすごく興奮するの」 僕は口をポカンとあけ彼女を見つめていた。 やはり彼女は異常な性癖だと理解しているようで、表情から自責の念が伺えた。 しかし、彼女はいつもと変わらず可愛くちょこんとそこに立っていた。 そして言った。 「好きになったら、アナタも殺しちゃうかもしれないよ…?」 好きになったら…? 僕は彼女にとってまだその程度の存在だという現状を情けなく思った。 そんな性癖があるからといって彼女を嫌いになれるハズもなく 僕と彼女は恋人になった。
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