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「何でって言うか…………。その前に当たってる?」
「はい。私、ソフトボール部です」
「やっぱりか」
また爽やかな笑顔を見せる鷹斗。ずっと憧れていた先輩が、こんなに近くにいる。
美桜はドキドキした。
「でも、何で?」
「そうだなぁ…………まず君って、結構真黒に日焼けしてるでしょ」
「あ、ああ、はい」
「それだけ焼けてるってことは、ほぼ毎日外で部活をやってる子かなぁとまず思ってさぁ」
「ああ、なるほど」
「それで女子部がある外の部活って言うと、うちの学校の場合、陸競かソフトボールしかないよね?」
「ええ、そうですね」
「そうなると選択肢は二つ。次に顔と首と手は真黒に日焼けしてるのに、肩のあたりは日焼けしてないでしょ」
「あ、ああ。はい」
「陸競の子は、タンクトップだから、肩まで日焼けしてるでしょ?」
「なるほど」
美桜は感心した。
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