otto-2

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※※※※※※※ 片付けが全て終わり。 忍くんがドルチェの用意をしている間、私はテーブルを拭いたり、お茶の用意をしたりしていた。 紅茶をリビングのテーブルに運んでから、キッチンで作業をしている忍くんにチラリと目を向ける。 (ドルチェ食べ終わったら……いよいよサシ飲みタイム、だよね……) 自分で言い出したこととはいえ、その時間が近付くにつれ私は段々憂鬱な気持ちになってきていた。 それもこれも、あの日忍くんが言った言葉。 『よく言うよ。……やることやってたくせに』 口喧嘩の延長みたいな感じで言われたけど。 あの時は、ただただ呆然だった。 あんなことを口にした忍くんの無神経さも許せなかったし、更になんで忍くんがそんなことを知っていたのかも謎だった。 恥ずかしくて、思考が完全にストップしちゃって。 だから木曜日に改めて、お酒飲みながら言い訳聞くってあの時は言ったんだけど。 もう正直なとこ一拍間が空いてしまった今、わざわざその話を蒸し返してまで言い訳を聞きたいとは思わなかった。  
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