0人が本棚に入れています
本棚に追加
私は、不倫の子。いつも悔しかった子供の頃、母と二人三脚で生きてきた。働きずめの母だった。息子が生まれ退院後、自宅で、母のことを思い、涙がとめどなく流れた。あんなに泣いたのは、後にも先にもなかった。17年前に亡くなった。母が実父と縁を切り、私が二十歳の時に初めて結婚した。理解者がいなくて孤独だった。私は男にすがって生きてゆくしかなかった。そして、パソコンに心の内を吐き出していた。
29歳の時に地元の自営業の次男と結婚した。11歳の息子が居る。借金だらけだった。息子が生まれてからは、女も作った。結婚生活なんて楽しくなかった。
でもその後、現在の夫との同棲生活は楽しく、ついに再婚した。たまに、こんな生き方をしてきたから、幸せが変な感じがする時があり、自分で夫婦間に大きな波風をたてる事がある。不幸気質なのだと思う。そして、夫が浮気していないのに浮気をしたりするんじゃないかとか、妄想と現実の区別がつかなくなるときがある。
ある夜明けだった。初めて男の人に抱かれて、ecstasyを感じたと思った。3日間くらい愛し合った気がした。夫はすごい人だ。尊敬に値する。私は妻として、まだまだだ。なんか愛し合って忙しかった。夫はどんな苦しみ、悲しみ、喜び、楽しみをもっているのだろう。すべて知らなくていい。支え合って、平穏に、幸せに暮らせることを祈る。結婚生活を続けてくれてありがとう。こんな私を幸せにしてくれた。情事に浸っていたいのだけど、忙しくて、心と身体と精神の整理に時間がかかる。時間が欲しい。ゆっくりとした時の中で、夫を思っていたい。愛している人、頭のいい人と一緒にそばに居れて幸せだ。ecstasyを感じ、振り返った時、死んでもいいと感じたのは確かだ。心に温かいものが流れ始めている。溢れてくるけど、言葉にできない。絞り出して言葉にしても、どこかつたない。情事のとき、あなたを呼んだ。あなたは、答えてくれた。恋は盲目。今、恋をしている。あなたがいてくれれば、それでいい。一生添い遂げるとあなたは言う。今までの人生にありえない話だった。私の人生のシナリオは、変わった。
最初のコメントを投稿しよう!